エネミー調査資料

・エネミー とは

×月×日、トーキョー上空に空いた大穴から現れた異形の者たちのこと。
様々な種族があるとされ、実際に姿形、性格、強さなどは多種多様である。エネミーの多くが人間より知性が低く、アビリティによる攻撃で消滅させることが可能。これら低級エネミーはさほど脅威にはならない。
しかし、上級エネミーと呼ばれるモノたちは非常に脅威度が高い。人間同等かそれ以上の知性を持ち、高い戦闘能力を持つ。もし出会ってしまった場合はその場から逃走し、自警団"グリムリーパー"に報告することを推奨する。

確認されたエネミー

下級エネミー

ゴブリン

ファンタジー作品によく登場する悪戯好きの妖精の一種。背は低く、総じて不気味な体色をしている。群れで出現することが多いが、脅威度は低い。稀に高い知性を持つ個体が現れるという情報が寄せられている。

スライム

ファンタジー作品によく登場する半固形のエネミー。様々な種類がいると思われる。種類により大きな個体差があるエネミーである。こちらも脅威度は低い。

猟犬型アンドロイド

四足歩行の獣を模した量産型戦闘アンドロイドのエネミー。サイズはこちら側に存在するドーベルマンなどの犬種に類似している。このエネミーの出現により、大穴の繋がっている先はいくつか種類があるのではないか、という仮説がより有力なものとなった。

アンデッド

一体一体姿が違う生きる死体のエネミー。ウイルスによるものではない模様。大穴からの出現だけでなく、何者かのアビリティにより作り出されている可能性がある。

烏天狗

烏の嘴と翼を持つ天狗の一種。著名度に反し、天狗の中では下級である。下級エネミー内では知性が高い方にあたるが、戦闘に関しては秀でているとはいい難い。

上級エネミー

天使

真っ白な翼と輝く輪を持つ人型エネミー。天使とは名ばかりで、人間に対し酷く残虐であることが確認されている。知性は高く、会話も可能。ただし、会話が成立するわけではない。_あちらからすると、翼もない我々はただの猿かそれ以下なのだろう。

キマイラ

ライオンの頭、山羊の身体、蛇の尻尾を持ち火を吹く獣型のエネミー。現れる個体は総じて巨大で、脅威度は高い。知性は高い方だが会話はできないようである。

酒呑童子

六メートルを越える身の丈、五本の角に十五の目を持つ鬼のエネミー。たくさんの鬼を従えており、酒呑童子が現れる前には鬼が異常発生するため予知がしやすい。_もっぱら、予知ができたところで抵抗できるとは限らないが。